肩こりについて

肩こりは、ひとつの病気を指す言葉ではありません。首から肩にかけての筋肉や筋膜、靭帯、関節などがうまく働かなくなることで起こる、痛み・重だるさ・こわばりといった不調の総称です。
特に、僧帽筋の上部や肩甲挙筋、首を支える板状筋、多裂筋などの首・肩まわりの筋肉、そして肩甲骨周囲の筋膜は負担がかかりやすく、肩こりの原因になりやすい場所です。これらの組織が硬くなったり、血流が悪くなることで「つらい肩こり」が生じます。
肩こりの原因について

肩こりは、ひとつの原因だけで起こるものではなく、筋肉の緊張・姿勢の乱れ・生活習慣・ストレス・目の疲れなどが重なって生じます。長時間同じ姿勢で作業したり、目を酷使したりすると、首や肩の筋肉が硬くなり血流が悪化し、重だるさや痛みにつながります。
また、最近ではスマホやパソコンの使用により、頭が前に出る「スマホ首」や「ストレートネック」の姿勢が増え、首・肩の筋肉に大きな負担がかかりやすくなっています。
さらに、自律神経の乱れやストレスも筋肉を緊張させ、肩こりを悪化させる要因です。肩こりは、日常の癖や姿勢、心身のバランスなどが反映された全身的なサインでもあります。原因を丁寧に見極め、身体全体のバランスを整えることが改善の近道です。
肩こりの症状について

肩こりの症状は、単に肩が痛むだけではありません。
多くの方が、首から肩にかけての痛み・重だるさ・張り感に加え、肩甲骨内側の鈍い痛みを感じます。筋肉が硬くなることで首の可動域が狭くなり、「振り向きにくい」「上を向きづらい」といった動きの制限が出ることもあります。
さらに肩こりが続くと、緊張型頭痛や首の過緊張によるめまい・ふわつきが生じるほか、胸郭出口症候群などを併発すると腕や手のしびれが起こる場合もあります。このように肩こりはさまざまな不調につながるため、早めのケアが大切です。




